伊那市 院長ブログ 小野歯科医院 長野インプラントセンター

 「先生、今年もツバメの赤ちゃんいるんですね。とてもかわいい」
来院された患者さんが気づいてうれしそうに声をかけてくれました。

歯科医院の玄関の軒先にツバメの巣が出来て、5年目になります。
最初は、玄関が汚れるし困ったなと思いましたが、ツバメの雛(ひな)の顔をみてからは、自分の子供が小さかった頃の顔とだぶり、愛着がでて今では、毎年春とともに、東南アジアで越冬したツバメがまた戻ってくるのを楽しみに待つようになりました。

ツバメは、特有の帰巣本能によって、同じ町、同じ軒下の巣に戻ってくることを知り、驚かされました。ツバメの平均寿命は2~3年とのことなので、今年戻ってきたのはもう最初の親ではないかも知れません。戻ってきたのがその子供だとしたら、よくここまで戻ってきたねと褒めてあげたい気持ちです。

今、ツバメの雛(ひな)は食欲旺盛で、大きな口を開けて、親鳥が餌を運んで来るのをひたすら待っています。親鳥は忙しく、休む暇もありません。
まさに子育て真っ最中です。ツバメの世界も人間と同じなんだなとつくづく思いました。