7月に臓器移植法が改正されました。
7月から施行された新しい法律では、本人が生前に拒否の意志を示していないかぎり、家族の承諾で臓器提供が出来ることになったものです。
そして、今回20歳代の脳死と判定された方からの臓器移植が、改正された法律の施行後、3週間余りで実施されました。
しかし、残された家族の立場になって考えてみると、生前、本人の意志が解っていれば問題は少ないと思われますが、解らなければ移植を承諾するか否か非常に迷うと考えられます。
移植を求めて、海外渡航があとを絶たない中、国内での臓器提供が増えるきっかけになるとの見方の一方、日本人特有の仏教観、倫理観、そして価値観の違いがあるため非常に難しい問題だと思いました。
また、移植コーディネーターが、残された家族にどのような説明と意思確認を行ったか、透明性が求められることになります。
その移植コーディネーターの数が、アメリカでは、数千人いるのと比べて、国内には、わずか26人しかいないというのも問題として残ります。
改正された、臓器移植法、皆さんはどう考えますか・・・。