11月23日(祝日:金曜日)第1回磁性アタッチメントインプラント学術大会(大会長 田中 譲治先生)が、アカデミーヒルズ49Fタワーホール(六本木ヒルズ内)にて開催されましたので出席しました。
今回は、「超高齢化社会を迎え、健康長寿をいかに伸ばすか」がテーマでした。日本は、13年後の2025年には3人に1人が65歳以上という超高齢化社会へと突入していきます。特に高齢化率のスピードは、アメリカ、イギリスといった先進諸国のなかでも一番高いとのことです。福祉国家として知られるスウェーデンよりも将来高くなると、現在推計されています。ここまで、日本の高齢化は急速に進んで来ているのかと驚かれる方も多いのではないでしょうか。しかし、現実です。
長寿社会を迎え、いかに楽しい人生を過ごすか、健康長寿をいかに延ばすかを考えたとき、「食べる」「話す」「笑う」の日常生活においてお口の健康は必要不可欠なものと言えます。
自分の歯の状態が悪い、入れ歯があっていない等の状態では、おいしく食べることができず、食べる楽しみが失われてしまいます。また、お友達同士で話をしても、おもいっきり笑うことが出来なければ、会話も弾まなくなってしまいます。そうなると外出するのが嫌になり、家にこもった生活を送るという悪循環が発生してしまいます。
「人は、誰しも健康で楽しい人生でありたい」と願っています。
歯科における役割は、今後益々重要性を増してくるものと考えられます。こうした要望に貢献出来るよう日々努力し、患者さんには、今から健康長寿であるための情報提供を行っていかなくてはならないと感じました。