12月28日、レイズからFAとなっていた松井秀喜外野手(38歳)の現役引退が報じられました。松井選手は引退を決めた理由について「命がけでプレーし、メジャーという場で力を発揮するという気持ちで10年間やってきたが、結果が出なくなったということで命がけのプレーも終わりを迎えた」と話し、「北陸の小さな町で生まれ育ち、野球を始め、地元の高校に進学し、目標だった甲子園出場を達成した」と自らの野球人生を振り返った。また、一番の思い出として巨人時代に指導を受けた長嶋茂雄終身名誉監督と「日々2人きりで指導していただき、それはその後の野球人生の大きな礎になった。長嶋監督との出会いは大きなものだったし、感謝してもし尽くせない」と語った。私は、この会見を聞いてとても複雑な、残念な気持ちになりました。もう一度、自分の足で立ち上げって欲しいと願っていたからです。しかし、松井選手の「命がけ」でプレーに取り組んできた、「後悔はない」の言葉がすべてを物語っているのだと感じました。
「結果をだす。結果が求められる」プロの世界では当たり前の話なのかもしれません。私は歯科治療のプロとして、今年一年十分な結果をだすことが出来ただろうか、どれだけの患者さんに喜んでもらえたのだろうかと考えました。プロとして、常に結果をだし続けることの難しさは言葉では言い尽くせないものがあります。
あと3日で2012年も終わりを告げようとしています。「気力」を充実させ、「体力」を維持し、「努力」を続け、2013年も1人でも多くの患者さんに喜んでいただけるよう、日々精進を続けていかなくてはならない。来年も宜しくお願いいたします。