毎日寒い日が続いていますが、皆さんはお元気にお過ごしでしょうか?地球温暖化問題を忘れてしまいそうな位、寒いですね。
本年、4月から箕輪町で歯科ドッグに続く、新規歯科事業妊婦歯科健診(プレママ歯ッピー事業)が開始されますので一足早く御紹介します。目的は、妊娠中はホルモンのバランスの影響で、唾液(つば)の分泌量が減少し、またねばねばとした粘着性の唾液になることから、歯ぐきが腫れやすくなり、歯周病を発症・悪化しやすい環境となります。歯周病による炎症物質は、お母さん自身だけではなく生まれてくる赤ちゃんの早産や低体重児出産などに影響を及ぼすことが問題となっています。そこで、妊娠中お母さん方が、口腔内の状態に関心を持っていただき、正しいブラッシング方法をマスターしていただき、母親自身のお口の健康を守ること、出産後のむしば原因菌の母子感染のリスクを減少させ、乳幼児のむしば予防に努めることを大きな目的としています。
対象は、箕輪町内に住所を有する妊婦さんで、無料クーポン券(役場から発行)をお持ち頂き、無料となります。
町内8歯科医院のどこでも受診可能で、レントゲン撮影はしませんので安心してください。あくまでも自分で的確にブラッシング出来るようになる(セルフケアー)が最大の目的なのです。
生まれてくる赤ちゃんだけではなく、そのお母さん方も健康でいて欲しい、これが箕輪町の願いです。
入浴中の高齢者の急死が全国的に増えています。
厚生労働省によると、浴室での溺死者は1999年は全国で3058人だったが、2011年は4581人に増加。中でも9割が65歳以上の高齢者です。冬場に集中しており、専門家はこの時期の入浴方法を工夫するよう呼びかけています。
東京都健康長寿医療センター研究所の報告によりますと、入浴時の急死の原因について、(1)体温の上昇で意識障害になって浴槽から出られず、さらに体温が上がってしまう「熱中症」(2)脱衣後の寒さによる血管収縮、入浴後の血管拡大などで血圧や脈拍が変動し、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす「ヒートショック」などを挙げています。
こうしたリスクは、年齢が10歳増えると1・34倍、気温が10度下がると1・42倍に膨らむそうです。
<対策>
(1)長湯や熱い湯を避け急激な体温変化を防ぐ。
特に、熱い湯が普段から好きという方は要注意。
(2)浴室や脱衣場を暖めて気温差を小さくする。
事前に、シャワーで浴室を暖めてから入浴する。
(3)お酒を飲んだら、入浴しない。
今年は、まだまだ寒い日が続きそうです。高齢の皆さんはくれぐれも気をつけて、入浴してください。