「歯周病が進行すると、糖尿病や心筋梗塞などの症状も悪化する」。この事は以前、お話させていただきました。お口の中の病気は、お口の中だけに止まらず、全身的な病気とも大きく関係しています。一昔前には、これらの事は、分からなかったことなので、まさに日進月歩です。
そして、今回最新の報告がされましたのでお知らせします。それは、「がん治療前、治療中、治療後の期間に歯科医師等による専門的なお口の中のケアーを行う事で、治療に伴う合併症、副作用減少.入院期間の短縮ができる」と言うことです。出来るだけ分かりやすく解説してみます
がん治療法の中でも、お口に最も影響を及ぼすのが、抗がん剤治療、頭頸部がんの放射線治療です。抗がん剤や放射線は、がん細胞だけでなく同時にがん細胞のまわりの、正常な細胞も攻撃してしまいます。このため、治療が始まると、副作用で強い口内炎や、味覚障害を起こす場合があります。また、唾液減少と体力低下によりむし歯や歯周病が、一気に進行してしまうと言うことも少なくありません。
お口の中の細菌が肺に入ることで肺炎を発症したり、唾液とともに飲み込んだ細菌が手術した部位に感染する可能性もあります。お口の中のトラブルが原因で、がん治療を一時的にストップすることやトラブルに対する治療のため入院期間の延長の可能性も生じてしまいます。
こうしたトラブルを防ぐため、平成24年度改定のがん対策推進基本計画では、「各種がん治療の副作用.合併症の予防や軽減など、患者の更なる生活の質の向上を目指し、医科歯科連帯による口腔ケアーの推進」がもりこまれました。今回は、少し難しい話になってしまいました。
がん治療前には、かかりつけ歯科医でむし歯や歯周病の治療を受けることが大切と言えます。
5月に入り連休初日、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
県内は、朝晩の気温が例年と比べて低く、まだ暖房が必要という方も多いのではないでしょうか。4月下旬に降った雪の影響で農作物にも影響がでているようです。農家の方のご苦労は計り知れないものがあります。早く暖かくなって欲しいものです。
最近ブームになっている「ゆるキャラ」皆さんご存知のことと思います。
私が好きなのは、奈良県の「千都(せんと)くん」。なぜかと言うと息子の子供の頃の顔とよく似ていて、せんとくんがテレビに出てくると「元気にやっているかなー」と県外で学生生活を送る息子を思います。
このゆるキャラ日本一を選ぶ「ご当地キャラ総選挙」地区投票の予備選挙結果が、1日日本百貨店協会から公表されました。
選ばれたのは、アルクマのほか、「ぐんまちゃん」(群馬県)、「キノピー」(群馬県桐生市)、「五泉市忠犬桜タマ吉」(新潟県五泉市)、「えびーにゃ」(神奈川県海老名市)、「ふなっしー」(千葉県)の6体が選ばれました。
上伊那地方から出馬した、「イーナちゃん」(伊那市)、「スピード太郎、ヒッヒー」(駒ケ根市)、「なかはマン」(中川村)の4体は残念ながら涙を飲みました。
上伊那の各ゆるキャラは、「次回も開催されるなら是非立候補したい。今から支持拡大に向けた作戦を練って準備したい」とリベンジを誓っているとの事です。地域を元気に!経済活性化のため、是非頑張って欲しいと思いました。