6月が終わり、7月に入りました。一年のうち、もう半分が過ぎてしまった事になります。本当に月日の経つのは早いものだとつくづく感じている今日この頃ですが、皆さんはお元気にお過ごしでしょうか?
私は、所属する研究会の毎年恒例、「全員発表研修会」が今月開催されるため、発表準備のため5月下旬から毎晩、慌ただしい夜(昼間は診療のため)を送っています。
全国各地から、勉強熱心な優秀な先生方が集まってくる勉強会なので、レベルの高い発表が求められます。「いつまでも刺激を受け続けていきたい」と願う私ですが、それでも正直大変です。また、新たにアメリカ合衆国の、ある大学歯学部の資格取得を目指して勉強している最中でもあります。大学名等、詳細は今後ブログでご報告できるよう、今は頑張るのみです。いつもブログを読んでくださっている皆さんも、それぞれの目標に向かって諦めず、どうか頑張ってください!!
すでにご存じのように日本人の平均寿命は、世界トップクラスで、2010年度では男性79,55歳、女性にいたっては86,3歳です。
しかし、日本人の「健康寿命」は、2010年度では男性で70,42歳、女性は73,62歳で平均寿命との差は10年近くあります。
「健康寿命」という言葉を、最近よく耳にしますが、平均寿命との違いは何でしょうか。解説したいと思います。
健康寿命とは、2000年にWHO(世界保健機構)が提唱した概念で「心身ともに自立し、健康的生活できる期間」と定義されています。
平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味します。わかりやすく言うならば、平均寿命から介護年数を引いた数が健康寿命になります。
2010年において、この差は、男性9,13年、女性12,68年でした。今後、医療の進歩に伴い平均寿命が延びるにつれてこの差が拡大することが今、懸念されています。従って、平均寿命を延ばすだけでなく、いかに「健康寿命」を延ばすか関心が高まっています。
「なんでもおいしく食べられる」こうした歯科の役割も、健康寿命を延ばす大切な要素となります。ご自分の歯を守るよう毎食後のブラッシングを欠かさず頑張ってください。元気で長生き!目標にしていきましょう。