4月中旬満開だった桜も、今は花びらがすべて落ち、移りゆく季節の速さを実感している今日この頃です。花の命は短いと昔から言われていますが、人生もまた光陰矢のごとし、あっというまに過ぎ去ってしまいそうでなんだか怖いような気がします。明日から5月、新緑の季節を迎えようとしていますが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?
4月19日(土)、20日(日)東京ミッドタウンホール・コンファレンスにおいて、私が所属する日本インプラント臨床研究会40周年記念大会、第26回アジア口腔インプラント学会が同時開催されました。当日は、アジア各国、全国各地から非常に多くの先生方が出席され、盛会でした。今回自身の症例発表の他、「骨再生・骨誘導」部門の座長を依頼され、無事責任を果たすことができ少しだけ安心しました。
アジア地域においては、日本とシンガポールが以前から治療技術において常にリードしてきましたが、最近の中国、韓国の発展.進歩には著しいものがあり、経済発展と大きく連動しているような気がします。こうした中、日本の臨床医の持つ治療技術は、昔からの日本人の気質「繊細で精密」・「創意と工夫」を受け継いでおり、今回も大変素晴らしい発表が多く健在です。中国、韓国よりも、今現在もリードを保っています。
5月17日(木)~20日(日)の日程で、渡米しインディアナ大学歯学部(IUSD:米国インディアナポリス)で研修を積んできます。学んできたことを患者さんに還元して行きたいと考えております。
3月20日の彼岸を過ぎてから、良くしたもので暖かくなりました。
昔から「厚さ寒さも彼岸まで」の言い伝えがありますが、先人の教えには意味があるのだなとつくづく最近の天候を肌で感じて思う今日この頃です。
若い人たちにとっては、聞きなれない言葉だと思います。「冬の寒さは、春分頃まで、夏の暑さ(残暑)は秋分頃までには和らぎ、過ごしやすくなる」という意味の、日本の慣用句です。
4月1日。高校や大学を卒業して、今日が入社式という皆さんも多いのではないでしょうか。実家から通勤する人、あるいは遠く親元から離れてひとり暮らしをする人とさまざまだと思います。期待や夢が膨らむ一方、慣れない新しい環境の中、仕事や人間関係を心配し今後やっていけるのかなーと不安を感ずる人もまた、多いと思います。
「厚さ寒さも彼岸まで」この言葉は、また別の意味を持っています。
「つらいこともいずれ時期がくれば去っていく」
このことわざは、何十年も前、今は亡き祖母から教えてもらいました。
大変だとは思いますが、大変なのはどんな環境に身をゆだねても同じだとわたしは思います。折角選んだ職場、どうか頑張って続けて欲しいと願わずにはいられません。