伊那市 院長ブログ 小野歯科医院 長野インプラントセンター

 3月20日の彼岸を過ぎてから、良くしたもので暖かくなりました。
昔から「厚さ寒さも彼岸まで」の言い伝えがありますが、先人の教えには意味があるのだなとつくづく最近の天候を肌で感じて思う今日この頃です。
若い人たちにとっては、聞きなれない言葉だと思います。「冬の寒さは、春分頃まで、夏の暑さ(残暑)は秋分頃までには和らぎ、過ごしやすくなる」という意味の、日本の慣用句です。

4月1日。高校や大学を卒業して、今日が入社式という皆さんも多いのではないでしょうか。実家から通勤する人、あるいは遠く親元から離れてひとり暮らしをする人とさまざまだと思います。期待や夢が膨らむ一方、慣れない新しい環境の中、仕事や人間関係を心配し今後やっていけるのかなーと不安を感ずる人もまた、多いと思います。

「厚さ寒さも彼岸まで」この言葉は、また別の意味を持っています。
    「つらいこともいずれ時期がくれば去っていく」

このことわざは、何十年も前、今は亡き祖母から教えてもらいました。
大変だとは思いますが、大変なのはどんな環境に身をゆだねても同じだとわたしは思います。折角選んだ職場、どうか頑張って続けて欲しいと願わずにはいられません。