新春を迎え皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
本年もよろしくお願いいたします。
皆様にとりまして2018年はどんな年だったでしょうか?私事で大変恐縮ですが、昨年は上伊那歯科医師会理事として多忙を極めました。昼間は診療、夜は歯科医師会の会議に追われブログの更新もままならない状態でした。また、日進月歩である治療の勉強もじっくりと出来ないことが私にとって最大のストレスでした。ようやく最近、南海トラフ地震を想定した、「上伊那歯科医師会大規模災害対策本部設置基準と組織図」が完成し、マニュアル作成の段階までこぎつけました。備えあれば憂いなし。このマニュアルを使わなくてもよい平穏な一年となるよう祈るばかりです。
あと、昨年はお陰様で息子が歯科医師国家試験に合格し、臨床研修医となりました。この4月からも引き続き大学病院で腕を磨きます。帰って来て跡を継ぐのはまだまだ先になりますので、私も最新の治療技術習得に向けて今後も頑張って参ります!
「フレイル」という言葉を最近よく耳にするという方も多いのではないでしょうか?フレイルとは、高齢になって心と体の働きが弱くなる軽度の衰弱、つまり健康と要介護の中間の状態を呼びます。いつまでもいきいきと暮らしたい、そのためにはこのフレイルを予防することが大切となります。とりわけフレイルと大きく関わっている「オーラルフレイル」(口腔機能の衰え)を改善することでフレイルが回復することが分かってきました。
歯の本数が多いほど寿命が長い、残っている歯が多い、例え義歯であったとしてもよく噛めていれば認知症のリスクが低く、姿勢や歩行が安定するなど関連があることが明らかになっています。
よく噛んでバランスのよい食事をとり、適度な運動をし、健康寿命を延ばしましょう !